ECの管理システムは何を使えば良いか

ECの管理システムは 何を使えば良いか クラウドERP
ECの管理システムは 何を使えば良いか

今回は、最近特に増えているEC事業者がEC事業を運営するにあたり、どういった管理システムを導入していけばよいかを書いていきたい。悩みの多くは、在庫管理であったり、在庫連携、販売管理、請求書、クラウド帳票などだ。私も個人的に多くの相談を受けることがあり、この話題については多くの需要があるので参考にしてもらえればと思う。

ECはどのシステムを利用しているのか

まず、最初にECといっても多くのタイプがある。例えばCMSのEC-CUBEであったり、ASPのメイクショップやフューチャーショップ、今巷ではBASEやSTORESなども利用者が多いと聞く。さらに海外に向けて販売を行う事業は、shopify(ショピファイ)やCS-CART、マジェントなどの多通貨決済機能が装備されているシステムを利用されるなど、業種業態によって様々だ。
また自社ドメインでの集客に不安な事業者は、楽天、Amazon、Yahooなどのモール型のショップを運営されていることも多い。
いずれにせよ、それぞれのシステムで販売管理的なことは出来るようになっている。システムによっては多少のカスタマイズが必要になるが、管理画面で売上が見れて、注文書、納品書なども型をこだわらないのであれば出力も出来る。

ECシステム以外に管理システムが必要な理由

上記でのべたように、ECシステムは数多くあり、それなりに高性能なため、特段、別システムを導入する必要性を感じる人も少ないかもしれない。
しかし、必要性を感じていない=売上がそこまで高くない、一つの事業として成功しているか?と言われると微妙なラインかと思われる。 ようは、よっぽど知名度があり、オンリーワンな存在で、このドメインでしか買えないといった希少価値を高めたブランド製品であれば、もしかするとECシステムだけでいかるのかもしれない(聞いたことはないが)。結局のところ、売上を拡大し利益を少しでも多くとっていきたいという経営者がほとんどなわけで、その為には、販売チャンネルを多くもとないといけないわけだ。そうすることで、自然に、自社ドメインのECサイト、楽天、Amazonに出店などのオムニチャネル、複数店舗同時運営という流れになっていくのである。既に実店舗があり、新たにEC事業を始めるといったパターンもこのコロナ禍で増えてきていると推測できる。

そうなってくると、それぞれのECシステムの管理画面で、それぞれ商品の動き、売上をチェックしていかないといけないという業務が発生する。またここでも、複数店舗管理出来るEC管理システム が不要な場合もある。それは商品単価が大きく、一日に1件、注文が入らないような商品か、DLなどオンラインツールなどの場合だ。そういった例外を除くと、ほとんどの場合、1日数十件~百件と注文が入ってくると在庫管理が追い付かなくなってくる。 ここまでくると人力で裁いていくのは正直難しい。そういった場合に、複数店舗管理出来る在庫管理システムなどが必要になってくるのである。もしくは 複数店舗管理出来るクラウドERP など。
そうすることで、在庫の動きが見える化になり、万が一同時注文で、在庫が不足してしまうといったトラブルも事前に防ぐことが出来るのである。

ECと連携できるシステムを見つけるのが難しい

システムの必要性がわかった上で、今度はECと連携出来る在庫管理システムやクラウドERPを探していかないといけない。現在多くの管理システムはあるのだが、お使いのECと連携出来るかはきっちりと見なければ、導入後苦労してしまうことになる。在庫管理システムだけでいうと、ほとんどが、今トレンドのシステムとは連携が出来るので問題はないかと思うが、在庫管理も出来るクラウドERPであると、もしかすると連携が標準で出来ず、追加カスタマイズが必要になってくることもあるので注意が必要である。

EC事業に必要なシステムはコレ

今回EC事業に必要な管理システムについて述べてきたが、一番おすすめなのは、クラウドERPである。在庫管理システムであると、他システムとの連携が不安であったり使っているECシステムに対応していない場合のことなどを考えると、何かと柔軟性のあるクラウドERPがお勧めというわけだ。もう少しいうと、導入費用もそこまで変わらず、さらに月額費用も数万の違いである。それであれば、在庫管理だけでなく、販売管理、財務会計なども全て網羅している基幹システム・クラウドERPが良いという結果になるわけだ。

さいごに

今回はあくまでEC事業が波にのって、売上、利益を確保でき、さらに複数店舗運用した場合のみにあてはまる内容なのだが、もしこの時期に該当することがあれば、是非クラウドERPを検討してみてもらいたい。理由としては、従業員の業務負担の軽減、業務スピードアップ。会社の数字の見える化による無駄な経費削減、予算投資など役立つ部分が多い。そのため、個人的に聞かれる場合、いつも私はクラウドERPをおすすめしている。

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